諸外国に比べ、わが国の陶磁器などの焼き物はさまざまな種類の技法がある。その理由として、通常イノベーションにより新技術が開発され、普及した場合には旧技術は自然淘汰されるが、こと陶器に関しては古い技術がいつまでも残っているからである。それは、茶道の「侘び=寂び」の影響で、壊れやすくはかないものに対する深い慈しみの思いが込められているためだ。全国の陶器の産地ごとに陶器の性質が違っており、それぞれに仙薬や窯入れの技術が伝統的に継承されている。
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硬くて丈夫ながらも表面が滑らかな特徴を持つ磁器や、その反対にもろくて表面が荒々しい風合いの陶器など、多くの種類がある。素焼きで炎の芸術といわれる無彩色に近い種類の技法もあれば、鮮やかな色合いの技法の焼き物もあり、美術品としての価値も高い。