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アジアを狙う国際不動産投資マネー

2011.10.28

巨大な国際不動産投資マネーは、アジアを本格的に巻き込みはじめた。欧米では不動産の高値警戒感が一部で出はじめていた。そのリスクを回避するため、分散投資の対象としてアジアが脚光を浴びつつあった。06年のアジア地域の商業用不動産投資は940億ドル。そのうち日本は520億ドルだった。日本の商業用不動産投資のうち国境を越える投資は130億ドル。05年に比べると43%も伸びた。欧米投資家の目には、10年以土地価が下げつづけている日本の不動産は買い時と映っていた。

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欧米の不動産投資家が注目する投資利回りで見ると、東京の商業ビルで年6%程度だった。日本の国債利回りは1%台半ばで、不動産投資は国債よりも4%以上利回りが高かった。国債との利回り差はイールドギャップと呼ばれているが、その水準はニューヨークやロンドンでは2%もなく東京が突出して高かった。しかもアジアで競争相手となる香港、シンガポールの不動産市場は透明性で日本を上回っていたが、市場規模は小さかった。バブルの様相を強める欧米の不動産マネーの受け皿となり得るのは、アジアでは日本くらいしかなかった。国際的な不動産投資の波は日本に押し寄せてきた。





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