近年、地球温暖化や環境問題は世界的な課題となっています。地球規模の政策論から身近なエコ活動まで、議論や運動は年々盛んになる一方です。住宅についても、断熱素材や自然素材、C02を出さない建材の開発など、いまや新製品のほとんどに「エコマーク」がつくという、笑えない状況も生まれています。その流れのなかで「二百年住宅」が提唱され、築二十数年で取り壊されていく住宅の現状や、資源の無駄づかいに対する見直しにも関心が高まっています。
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高気密や断熱を求める人が多いのも、エネルギーの無駄を省くことが、その動機になっているのでしょう。しかし、空間の無駄にはあまり目が向けられていないようです。建築家は、「小さくても豊かな家をつくる方法」として、屋根裏部分がほとんど積極的に使われていないことを上げ、普通の切妻屋根であれば少なく見積もっても容積の四分の一は屋根裏として捨てられていると指摘しています。百平方メートル(三十坪)の家で二十五平方メートル(十五畳)が使用不可能な空間として捨てられる設計だとしたら、大いなる無駄です。何とかうまく使いこなす方法を考えるべきでしょう。